私に恋する気持ち

昨日、私が他の人に恋心を抱いているという記事を読んでくれた人に、突然、「僕と結婚してくれませんか?」と言われた。

 

まさに豆鉄砲を食らったハトのごとく私はポカーンとしてしまった。

 

理由を尋ねると、彼は丁寧に文章で説明してくれた。

 

それはとても誠実な彼の気持ちで、読んでいるだけで顔がほころんでしまうようなラブレターだった。こんな素敵なラブレターをもらったことは37年間の人生で一度もない。はっきりとそう言える。

 

彼は、なんて、優しくて、紳士で、思慮深く、私の深淵を見てくれようとしているのか。そのうえ、私の外見さえ気に入ってくれている。

そんな風に思ってくれていたなんて本当に嬉しくてたまらない。

 

だけど恋する気持ちは不思議だ。本当に。

いつ、どこで、何を見て、何を感じて恋するかはまるで不慮の事故のようなものだ。

 

私は同時に何人にも恋することはできない。一回につき一人だけ。

 

そんな実らない恋心を抱く私に恋するのは、素晴らしい人だ。

 

私に恋をしてる、思慮深く優しい、その人を私はとても好きだ。

 

彼と日常を共有し、もっと彼のことを知りたいと思っているし、彼にも私のことをもっと知ってほしいと思っている。そしてそれがこの先、どんな形でも良いから一生続いてほしいと思っている。 

 

私が恋する相手はいつも少し違っている。私は、精神面で合わない人ばかりに恋をする。

結婚するなら思慮深く、穏やかで、言葉一つで私を幸せにできるような彼のような人がいいに決まっている。話しているだけで毎日がきっと楽しいし、彼と一緒なら私の世界はもっと広がる気がする。

 

ただ、今はもう少しだけ、私から離れていく友達の彼を想わせてください。