共同研究への期待
今日、知り合いの研究者から研究についての相談を受けた。この先、共同研究になりそうかもしれなくて、ワクワク ドキドキ。
彼のおこなっている研究は吸血バエであるツェツェバエの研究。このハエの体内にはトリパノソーマ原虫がおり、ハエに吸血された人は吸血と同時に原虫が体内に入り込み「アフリカ睡眠病」を引き起こす。
「アフリカ睡眠病」は病状が進行すると睡眠周期が乱れ朦朧とした状態になり、さらには昏睡して死に至る
彼は、このツェツェバエをまずアフリカのガーナのコロニーから譲り受け、ハエに形質転換をほどこし、原虫の抑制につながるような研究をしたいようだ。新しい研究の話をすると自分の中にどんどんとアイデアが湧いてくる。
私もツェツェの飼育はしたことがない。ガーナの研究所では牛とヤギを飼育し、その血を1:1で混合しツェツェに与えているようだ。彼自身はガーナでそのまま実験するか、日本に持ち帰って研究するか少し悩んでいた。
病原微生物が体内にいる吸血昆虫の輸入は制限がかかるし、申請や手続きもかなり大変なはずだ。
施設のレベルもP3かな・・・。P3施設があるところでしかおこなえないはず。材料調達から飼育、施設までいろいろ前途多難だけど、一緒に研究できたら楽しいだろうな。
写真はツェツェバエ。その腹部にはたっぷり吸った血が!