日常

人類の利益のために行われる許された殺戮

早朝の電話で目が覚める。普段は寝るときは消音にしているが、前日に容体が悪いサルがいるときには、いつ呼び出されてもいいように、着信に気づくようにしている。 やはり、という気持ちでラボに向かう。 世界最高レベルのバイオセーフティレベルが認められ…

無知がもたらす奔放さに対する狭量

私はこの時代の価値観からすると「奔放な人」に分類されるかもしれない。 私はこれまで、付き合っている人がいても、結婚をしていても、なんら悪びれることもなく自由に恋をしてきた。しかも、恋をしていることを相手に悟られても平気だったし、むしろ自分か…

みんなのためのあなた

家に帰れなくなって一週間 あなたは、それ以来、1日2時間も眠っていない。 その短い仮眠を取るのは、設置された指揮所の机の上。 そろそろ睡眠不足と疲労からくる幻覚を見るころよ。 お願いだから休んでよと言いたいのを私は我慢する、それが不可能なこと…

高校の友達とランチ

私の大好きな女友達と御徒町の「Brasserie La Pleiade」でランチ。 私は二日酔いだったけど、二人に会ったら頭痛もふっとんだよ。 高校のときからすると、2人とも本当に20年もたつのに、ますます綺麗になってる気がした。あなたたちは結婚しても子供がい…